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ドコモがやっているkikitoというサービスで、XREAL Air 2というARグラスを借りてみた。

kikito X REAL Air2

せっかくお金かけて借りてみたので、ちゃんと記録を残しておこう。

  • 画質は・・というコメントを残せるほどにAV機器に詳しくない汗。そういう人間が映画などを楽しむ分には不満はないレベル。
  • 画面サイズは、実用上十分な程度ではあるけど、こういう機器を装着するときに期待する視野いっぱいの迫力!みたいな感じではない。メガネ型デバイスだと、今はこの辺が限界だそうだ、と何かの記事で見た。先日のmetaのorionでは、もう少し大きくすることに成功している、とか何とか。
    • 自分が普段使っているのはこのディスプレイである。普段の机と椅子に座って、バーチャルな画面と物理的なデバイスを重ねてみると、だいたい同じくらいだった
    • 普段使ってるのと同じくらいのディスプレイをメガネを運ぶ手間でどこでも実現できる、というのはバリューはある気がする。
  • これで普段の仕事の作業をするかというと、メガネ単体だと難しいと感じた。本メガネ単体では、顔の動きに合わせて画面が動く(顔をどう動かそうとも、視界の中の同じ位置・同じ距離に画面がある)モードしかサポートしない。仕事の作業するときは、???と思って画面に顔を近づけたり、ちょっと手元を見たりする場面が頻繁にあるのだが、そういった動作は(今のモードでは)できない。画面に顔を近づけると画面が逃げる。手元を見ると画面が邪魔する。
    • それなりに大きいサイズの画面の真ん中以外を見るときには眼球だけを動かすのではなく顔ごとそちらに向けるのが自然である、ので、実際そうする。しかし、画面が顔の動きを追随すると、見たいと思っている画面の端っこ部分は自分の動作と同じ速さで逃げていく。なので、画面の端っこを見たいときには鉄の意志で首を固定し、眼球だけを動かすようにしないといけない。
    • ブラウザのアドレスバーとか、現在時刻とか、各種ステータスとかとか・・プログラムコードとか書類とかの作業の主対象ではないのだけどPC操作をする上で頻繁に参照する情報(こういうのは画面の端っこに常駐している)というのは意外に多く、画面を空間的に固定できないとPCを使うのは厳しい。
    • 追加機器を導入すると、空間の特定の位置にディスプレイを固定するモードなどもできるらしい。合わせて借りとけばよかった。ちくしょう。
  • なので、単体では、外に持ち歩いてどこでもプライベートなディスプレイを実現するぜ、というよりは映画やゲームの没入感を高めたい!という用途ならアリだと思った、自分は。
    • 現状、そんなにゲームやらないのと映画は寝る前に観る(そして、そのまま寝落ちする)ユースケースがほとんどなので、購入は見送る。(レンタル期間中に状況が変わって仕事用ディスプレイを外部で実現したいニーズがなくなったのでこれ以上は調べない)

上みたいな部分が解消されると、外で仕事するのにも使えるかなと思うので、今後の発展に期待。

その他きづいたこと

1

最初、ノーズパッド(鼻のつけねと接触してメガネを支える部品)の幅が小さかった。そすっと、必要以上にメガネが上方に位置することになる。この状態で画面を見ると、注目したい画面の中心付近が、視野の中心よりも上に来てしまう。こういう状況だと人間は少し視野をずらそうとして顔を上に傾ける。ただ、画面は顔の動きに追随してしまうので、画面も一緒に上に動く。結果、視野をまたずらそうとして顔がさらに上がる・・とい正のフィードバックによって、メガネを掛けると自然に上を向いてしまった。息子も同じように上を向いてたので、ちょっとおもいろかった。これは、ノーズパッドの大きさを調整することで解決。

2

私がカメラマンに写真を撮ってもらうとき、必ず首が右に傾いていると言われて調整される。証明写真機など機械で撮る場合には、必ず右側にちょっと首が傾いた頼りないおっさんの写真ができてしまう (自分の主観としては重力の方向に平行に頭をまっすぐ上に向けて暮らしているつもりで、この現象には全く納得がいっていない)。 そういう人がARグラスで画面を見ると、画面がいっつも右側にちょっと傾いている。これをもって、今回、あぁ自分の首は傾いているのだなぁとしみじみ実感した。脳みそが重いんだよ、多分。

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